スクリプト開発で、クライアント(ブラウザー)側のみで入力チェック(バリデーション)を行う方法

2018/04/09イントラマートintra-mart Accel Platform,スクリプト開発

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イントラマートのスクリプト開発で、クライアント(ブラウザー)側のみで入力チェック(バリデーション)を行う方法です。

イントラマートとは
株式会社NTTデータイントラマート社が開発・販売している、Webアプリケーションシステムのシステム共通基盤(統合型フレームワーク)で、国内の著名企業を中心に6,000社以上に導入されています。 イントラマートを導入することにより、Webシステム開発における短納期・低コスト・標準化推進・品質向上を実現できます。
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スクリプト開発で、クライアント(ブラウザー)側のみで入力チェック(バリデーション)を行う

まず、実行するソースです。

プレゼンテーション側ソース
<<sample.html>>

<imart type="head">
    <script src="ui/libs/jquery-validation-1.9.0/jquery.validate.js"></script>
    <script type="text/javascript">
        //バリデーションルールの作成
        var rules = {
                    user_cd: {
                        required: true,
                        minlength: 5
                    }
                    ,age: {
                        required: true,
                        numeric: 3,
                        max:150,
                    }
        } ;

        //エラーメッセージの作成
        var messages = {
                    user_cd: {
                        required:  '必須です',
                        minlength: '少なくとも5文字必要です'
                   }
                   ,age: {
                        required:  '必須です',
                        numeric: '入力は数字のみです。',
                        max: '年齢は150歳以下です。',
                   }
        } ;

        //バリデーション実行
        jQuery( document ).ready( function() {
            jQuery( '#validate-button' ).click(function() {
                imuiValidate( '#sampleform', rules, messages ) ; //指定されたルールに従って、バリデーションを行います
            }) ;
        }) ;

   </script>
</imart>

<div class="imui-form-container">
    <form id="sampleform" name="sampleform" >
        <imart type="string" value="ユーザーコード:" /><input type="text" name="user_cd" />
        <br>
        <imart type="string" value="年齢:" /><input type="text" name="age" />
        <br>
        <input type="button" id="validate-button" value = "実行!!" />
    </form>
</div>

ファンクションコンテナー側ソース(中身が空のinit関数のみ実装)
<<sample.js>>

function init( request )
{

}

解説

1つ1つ見れば簡単ですが、きちんと名前を合わさないと上手く動作しません。

  1. <body>部には入力チェックをするフィールドを含む<form>を作ります。
  2. 各入力フィールドの名前と「rules」と「messages」で利用する名称を合わせて設定します。
  3. 「rules」にはチェックするルールとその値いを記述します。
  4. 「messages」にはチェックでエラーが発生した時に表示するエラーメッセージを記述します。
  5. imuiValidate()関数でチェックするフォーム名(sampleform)、作成したチェックルール(rules)、エラーメッセージ(messages)を引数にチェックさせます。

実行した結果は以下のように入力エラーメッセージが表示されます。
バリデートを実行した結果

利用できるバリデーションルール

ルール名 内容
required 値が入力されているか検証します。
alpha 値がアルファベットであるかを検証します
alphanumeric 値がアルファベットまたは数字であるかを検証します。
numeric 値が数字であるかを検証します。
digits 数値の整数部、小数部の桁数を検証します。ex. digits:[3, 2]
lowercase 値がアルファベット小文字であるかを検証します。
uppercase 値がアルファベット大文字であるかを検証します。
integer 値が整数型の数字であるかを検証します。
decimal 値が実数型の数字であるかを検証します。
minlength 値の最小文字数を検証します。
maxlength 値の最大文字数を検証します。
min 数字の最小値を検証します。
max 数字の最大値を検証します。
range 数字の範囲を検証します。ex. range:[0, 12]
email 値がe-mailアドレスのフォーマットであるかを検証します。
url 値がURLのフォーマットであるかを検証します。
equals 値が設定値と同じ文字列であるかを検証します。
contains 値に設定値の文字列が含まれているかを検証します。
isIn 値が設定値の文字列に一致するものが有るかを検証します。
regex 値が正規表現に一致するかを検証します。ex. regex: /^[a-zA-Z0-9]+$/
file 値がファイルアップロードであるかを検証します。
mimeType ファイルの内容からMIME Type判別し、設定値に記述された条件に合致しているかを検証します。
id 値がID、コード系であるかを検証します。
userCd 値がユーザコードであるかを検証します。
date 値がアカウントコンテキストの日時表示形式に含まれている「日付(入力)」と同じフォーマットであるかを検証します。
time 値がアカウントコンテキストの日時表示形式に含まれている「時刻(入力)」と同じフォーマットであるかを検証します。
datetime 値がアカウントコンテキストの日時表示形式に含まれている「日付(入力)」+半角スペース+「時刻(入力)」と同じフォーマットであるかを検証します。

以上、スクリプト開発で、クライアント(ブラウザー)側のみで入力チェック(バリデーション)を行う方法でした。

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