コミュニケーションツール:固定電話/スマフォ(携帯電話)/FAX

電話応対業務電話応対、ビジネススキル

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固定電話
 私たちの生活になくてはならないツールです。音声で伝える特徴を理解して、使いこなしましょう。
スマフォ(携帯電話)
 様々な機能を持ち、大変便利なツールです。マナーを守って、使用しましょう。
FAX
 ビジネスでは広く使われています。普段使用する機会が少ない人も、基本マナーは知っておきましょう。

固定電話

(1) 電話の長所、短所
 【長所】
  ・早く用件を伝えることができる。
  ・臨機応変に対応できる。
  ・声で感情を伝えることができる。
  ・本人性確認がしやすい。
  ・機密性が高い。

 【短所】
  ・相手の表情が見えない。
  ・相手を拘束する。
  ・記録が残らない。

(2) 電話が得意なこと、不得意なこと
 電話で伝えやすいこと、伝えにくいことを確認しましょう。

 【得意】
  ・歌
  ・メロディ

 【不得意】
  ・色、形
  ・香り
  ・手ざわり

(3) 電話で感情を伝える方法
 電話は音声によるコミュニケーションツールですが、感情や気持ちを伝えることができないわけではありません。次のことを意識すると、電話でも感情や気持ちを表現できます。

 ・声の大きさ
 ・イントネーション
 ・間(ま)
 ・話し速度

(4) 電話会議・Web会議
 電話会議は、複数の電話回線を接続して同時に会話ができるサービスです。固定電話、スマフォ(携帯電話)、国際電話から利用することができます。電話というと、1対1のコミュニケーションという印象が強いかもしれませんが、電話会議を利用すると、複数の人たちと同時通話が可能です。
 ビジネスでは、電話会議の他にWeb会議も使われています。相手の顔が見えるので、対面に近いコミュニケーションをとることができます。

スマフォ(携帯電話)

(1) スマフォ(携帯電話)の長所、短所
 【長所】
  ・いつでもどこでも連絡できる。
  ・話したい相手に直接連絡できる。
  ・通話もメールもできる。
  ・持ち運びが簡単。

 【短所】
  ・一般的に固定電話より料金が高い。
  ・故障やバッテリー切れで使用できないことがある。
  ・紛失等により個人情報が流出する恐れがある。
  ・電波状態によって聞きずらかったり、切れたりすることがある。

(2) スマフォ(携帯電話)のモード
 スマフォ(携帯電話)には、着信音が鳴り、通話やデータの送受信ができる通常モードに加えて、いくつかのモードがあります。状況に応じて、モードを切り替えましょう。

モード 用途 詳細
マナーモード 電車内、会議中 通話やデータの送受信ができるが、着信音が鳴らない。
機内モード 飛行機内 電波を止め、通話やデータの送受信ができない。

(3) スマフォと携帯電話の違い
 スマフォと携帯電話は、似ているようで異なる点もあります。比較して、違いを理解しておきましょう。

  携帯電話 スマフォ
通話 できる。 できる。LINEやSkypeなどのアプリを使用した通話も可能。
メール 携帯電話専用のアドレスを使って送受信できる。 PC用のメールアドレスを使用できる。
インターネット 携帯電話向けのサイトを閲覧できる。 PC向け、スマフォ向けサイトを閲覧できる。
機能の増減 不得意な機能を制限することができる。 アプリをダウンロード・削除して自由にカスタマイズできる。
操作法 ボタンを押して操作する。 タッチパネルに触れて操作する。

(4) 飛行機内でのスマフォ(携帯電話)の使用
 飛行機内でのスマフォ(携帯電話)の使用については、航空法施行規則第164条の15第4号に基づく「航空機の運航の安全に支障を及ぼす恐れのある電子機器等を定める告示」によって制限されています。

(5) スマフォ(携帯電話)のマナー
 スマフォ(携帯電話)を使用するときは、次のマナーを守りましょう。

 ① かけるときは、「今、お電話よろしいですか。」を忘れずにする。
 ② 大きな声で話さない。
 ③ 電車内ではマナーモードに設定し、通話を控える。
 ④ 訪問中、来客中、接待・会食中などは、マナーモードに設定する。
 ⑤ 通行中に着信があった時は、人の流れに逆らわず、場所を移しながらとる。
 ⑥ 歩きながら操作しない。
  (現在、守られていない悪しき慣行となっています。)
 ⑦運転中の通話は控える。
 ⑧他人のスマフォ(携帯電話)の電話番号を本人の同意なく入手しない、教えない。
 ⑨解像度の高い写真をSNSに投稿しない。
  (解像度が高いと写真の細かい部分から情報が流出する可能性が高くなります。)

(6) こんなときどうする?

ケース 説明
公共の場所で通話しているときに、個人情報を聞かれた。 駅や喫茶店など、公共の場所で通話しているときに電話番号やメールアドレスなどの個人情報を聞かれた場合は、その場では答えてはいけません。どこで誰が聞いているか分からないので、場所を変えて折り返すか、電子メールなどの通話以外の方法で教えるようにしましょう。
緊急用件で電話かけたが、応答がない。 急ぎのときは、複数の手段で連絡を取ることを試みます。留守電登録、スマフォ(携帯電話)で閲覧できるメールやSNSなどに、用件、緊急度、重要度などを送信するようにします。
通話の途中で切れてしまった。 かけた方からかけ直すのが電話の基本ルールです。相手の都合で切れてしまったとしても、かけた方からかけ直します。
急ぎの用件で電話かけたら、相手の都合が悪かった。

相手が電車内、運転中、会議中などで話ができる状況ではないときは、以下の提案をします。
・「急ぎの用件である」ことを伝えて、相手の都合のよいときに、かけ直してもらうようお願いする。
 ・スマフォ(携帯電話)のメールアドレスを知っていれば、「メールで用件を伝える」と言う。
・「耳だけお借りします。」と言って、手短に用件を伝える。

(7) スマフォ(携帯電話)のメールの注意点
  スマフォ(携帯電話)向けのメールから、パソコン向けのメールを送受信する際には、いくつか注意しなければなりません。

 ①表示されない文字がある。
  次の文字を使用しないようにしましょう。正常に表示されないことがあります。
  ・絵文字
  ・半角カタカナ
  ・㈱、㊞などの環境依存文字
 ②受信制限のために届かないことがある。
  スマフォ(携帯電話)では、パソコンからのメールを受信しないように設定していることがあります。初めてパソコンからスマフォ(携帯電話)向けメールを送る際は、相手に設定を確認しておくのが無難です。

(8) スマフォ(携帯電話)のフリーダイヤル
 フリーダイヤルとは、0120から始まる電話サービスです。着信側が通話料を負担するため、発信側に料金は発生しません。ただし、サービスの設定によっては、スマフォ(携帯電話)から接続できないケースがありますので、注意が必要です。

(9) パケット料金
 スマフォ(携帯電話)で次のサービスを利用した場合は、通信料(パケット料金)がかかります。

 ・ウェブサイトの閲覧
 ・ファイルやアプリのダウンロード
 ・電子メールの送受信
 ・LINEやSkypeなどのアプリを使った音声通話やメール機能
 ・GPSと地図アプリを使ったナビゲーションサービス

FAX

FAXは、ビジネスでは広く使われています。普段使用する機会が少ない人も、基本マナーは知っておきましょう。

(1) FAXの長所、短所
 【長所】
  ・すぐに送れる。
  ・絵や図を送れる。
  ・手書きの文字や絵を簡単に送れる。

 【短所】
  ・白黒のみ。
  ・受信者以外の人が見る恐れがある。
  ・大量の書類を送ると紙やインクを消費する。

(2) FAX送受信のポイント
 誤送信を防ぐため、FAXを送受信するときは、次のことを行います。

 ・送信する文書の前に送信票をつける。
 ・重要なFAXは相手と番号を確認する。
 ・大量の書類を送らない。多くても、10枚くらいまでにする。
 ・送信するときには、事前に相手に電話で連絡しておく。
 ・重要なFAXを送った後には、相手に受信したか電話で確認する。
  逆に重要なFAXを受け取った場合で相手から連絡なければ、電話で確認する。

(3) FAX送信票
 FAXを送るときには、文書の前にFAX送付票をつけるのがマナーです。送信票には、次の情報をもれなく記入します。

 ・受信者情報(会社名、部署、役職、氏名、電話・FAX番号)
 ・送信者情報(会社名、部署、役職、氏名、電話・FAX番号)
 ・日付
 ・送信枚数
 ・件名および送信内容

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