プロキシサーバーについて
プロキシサーバーを導入することで、企業が安全なネットワーク環境を整え、セキュリティを強化することに役立ちます。
そのため、本記事では、プロキシサーバーの基本的な仕組みをご紹介します。
プロキシとは
まず、「プロキシ」とは日本語で「代理」という意味があり、プロキシサーバーは企業などの内部ネットワークからインターネット(外部Webサイト)にアクセスする際に、代理でアクセスするサーバーのことです。
一般的に、プロキシサーバー経由で、外部のWebサイトを閲覧する場合は、以下のような流れとなります。
ちなみに以下のように、ユーザー(クライアントPC)の代理でWebサイトにアクセスするプロキシサーバーをフォワードプロキシサーバーと言います。
➀ クライアントPCが、プロキシサーバーにリクエストを送信する
➁ プロキシサーバーが、外部Webサーバーにリクエストを転送する
➂ 外部Webサーバーから返されるコンテンツがプロキシサーバーに送信する
➃ クライアントPCが、プロキシサーバーからコンテンツを受け取る(クライアントPCでサイトの画面が表示される)
プロキシサーバーの種類
プロキシサーバーには、主に前述の「フォワードプロキシサーバー」と「リバースプロキシサーバー」があります。
リバースプロキシサーバーは、外部のクライアントPCから内部のWebサーバーへの通信を中継するサーバーのことを言います。
前述のプロキシサーバーと比較すると、以下のように逆方向にアクセスしているために、リバースプロキシサーバーと呼ばれます。
プロキシサーバーとリバースプロキシサーバーの違い
一般的な違いとして、以下の役割があります。
・プロキシサーバーは「内部ネットワークからWebサーバーへの通信を中継する」役割があります。
・リバースプロキシサーバーは「外部のクライアントPCから内部のWebサーバーに通信を中継する」役割があります。
以上、プロキシサーバーについて、基本的な仕組みと役割についてご紹介しました。