Pythonのキーワード引数(Positional Argument)の使い方
Pythonでは関数やメソッドに「キーワード引数(Positional Argument)」を指定することができます。
キーワード引数は、関数やメソッドの引数にキーワード(名前)を付けることができる機能です。
目次
Pythonのキーワード引数(Positional Argument)の使い方
Pythonのキーワード引数(Positional Argument)の使い方は以下のように呼び出す側で呼ばれる側の引数の名前と同じものと値を「=(イコール)」で結んで渡します。
def func1( 引数1, 引数2, 引数3 ) : pass func1( 引数1=値1, 引数2=値2, 引数3=値3 )
具体的なソースで書くと以下のようになります。
def func1( name, age , height, weight ) : print( "name={}, age={}歳,height={}cm,weight={}Kg".format( name, age , height, weight )) func1( name="トラスト太郎", age=25, height=175, weight=60 )
上記のコードを実行すると
name=トラスト太郎, age=25歳,height=175cm,weight=60Kg
です。
キーワード引数(Positional Argument)を使うと引数の順番を気にしなくてよい
キーワード引数(Positional Argument)を使って関数を呼び出すと、引数の順番を気にしなくてよくなります。
def func1( name, age , height, weight ) : print( "name={}, age={}歳,height={}cm,weight={}Kg".format( name, age , height, weight )) func1( age=25, name="トラスト太郎", weight=60, height=175 )
上記のコードを実行すると
name=トラスト太郎, age=25歳,height=175cm,weight=60Kg
とちゃんと実行されます。
キーワード引数(Positional Argument)と通常の引数を混在させる
キーワード引数(Positional Argument)は通常の引数と混在させて記述することも可能です。
def func1( name, age , height, weight ) : print( "name={}, age={}歳,height={}cm,weight={}Kg".format( name, age , height, weight )) func1( "トラスト太郎", 25, weight=60, height=175 )
上記のコードを実行すると
name=トラスト太郎, age=25歳,height=175cm,weight=60Kg
とキーワード引数(Positional Argument)と通常の引数が混在しても正常に実行されます。
キーワード引数(Positional Argument)の後ろには通常のい引数は書けない
ただし、1点注意が必要でキーワード引数(Positional Argument)と通常の引数を混在させる場合はキーワード引数(Positional Argument)の後ろには通常のい引数は書けません。
def func1( name, age , height, weight ) : print( "name={}, age={}歳,height={}cm,weight={}Kg".format( name, age , height, weight )) func1( "トラスト太郎", weight=60, 25, height=175 )
上記のコードを実行すると
File "C:\main.py", line 4 func1( "トラスト太郎", weight=60, 25, height=175 ) ^ SyntaxError: positional argument follows keyword argument
とエラーになるので注意してください。
まとめ
Pythonでは関数やメソッドに「キーワード引数(Positional Argument)」を指定することができます。
キーワード引数(Positional Argument)を使うと引数の順番を気にしなくてよいなどのメリットがあります。
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