Go言語 – 1.Goの歴史
Goの歴史
2009年11月にGoが初めて発表され、バージョン1.0が2012年3月28日にリリースされた。
GoはGoogleの本番システムの一部で使用されており、他の多数の企業やオープンソースプロジェクトでも使用されている。
主に次の2つの実装が存在する。
- GoogleのGoツールチェイン。複数のプラットフォームをサポートとしており、Linux、BSD、macOS、Plan 9、Windows、そして(2015年から)モバイルデバイスで動作する。このGoコンパイラは、バージョン1.5からセルフホスティングされるようになった。
- 2つ目のコンパイラgccgo。これは、GCCのフロントエンドである。
Goの起源はGoogleのエンジニアであるRobert Griesemer、ロブ・パイク、ケン・トンプソンによる、新しいプログラミング言語を設計する実験的なプロジェクトに端を発する。
他の言語がよく受ける批判を解決するとともに、それらの言語のよい特徴をできる限り損なわないようにすることを目指した。
新しい言語として、以下の特徴を持つものを構想していた。
- JavaやC++のように、静的に型付けされ、巨大なシステムでもスケールする。
- RubyやPythonなどの動的な言語のように生産性が高く、リーダブルであり、過度なボイラープレートが必要ない。
- IDEが必須ではない。ただし、十分にサポートする。
- ネットワークおよびマルチプロセッシングをサポートする。
リリース履歴
- 2012年03月28日
バージョン1.0 リリース - 2013年05月13日
バージョン1.1 リリース - 2013年12月01日
バージョン1.2 リリース - 2014年06月18日
バージョン1.3 リリース - 2014年12月10日
バージョン1.4 リリース - 2015年08月19日
バージョン1.5 リリース - 2016年02月17日
バージョン1.6 リリース
バージョン1.6から、64ビットMIPS上で動作するLinux版および32ビットx86上で動作するAndroid版ポートが追加された。 - 2016年08月15日
バージョン1.7 リリース - 2017年02月16日
バージョン1.8 リリース - 2017年07月13日
バージョン2への取り組みへの開始が発表された。
バージョン1.x系とバージョン2の開発は並行して行われ、バージョン1.2がバージョン2と同義となると宣言されている。 - 2017年08月24日
バージョン1.9 リリース - 2018年02月16日
バージョン1.10 リリース - 2018年04月
旧ロゴ(Gopherマスコット)がテキストと3本の直線からなる新しいデザインのものに変更された。
しかし、マスコットはそのまま変わっていない。 - 2018年08月24日
バージョン1.11 リリース