SQL*PlusでSQLを実行する例
SQL*Plusの概要
SQL*Plusを用いると、SQLを実行できます。(SQL*Plus:Oracleに付属するコマンドラインベースのデータベース管理ツール)
SQL*Plusには以下のコマンドがあります。
分類 | コマンド | 説明 |
---|---|---|
データ検索 | SELECT | 表に格納された行の参照(問い合わせ、検索) |
データ操作言語 | INSERT | 表への行の追加(挿入) |
UPDATE | 表に格納された行の更新 | |
DELETE | 表に格納された行の削除 | |
データ定義言語 | CREATE | オブジェクトの作成 |
DROP | オブジェクトの削除 | |
ALTER | オブジェクトの定義変更 | |
TRUNCATE | 表に格納されたすべての行を一括削除(切り捨て) | |
GRANT | 権限の付与 | |
REVOKE | 権限の取り消し(剥奪) | |
トランザクション制御 | COMMIT | トランザクションの確定 |
ROLLBACK | トランザクションの取り消し |
キーとは?
キーとは、「表に格納されたそれぞれの行データを識別する」役割を持つ列(または複数の列の組み合わせ)のことです。
(ここではemplyee,department,salary,ageのこと)
employee | department | salary | age |
---|---|---|---|
Smith | Marketing | 500 | 26 |
Ann | Sales | 400 | 24 |
David | Finance | 800 | 35 |
最も基本となるキーが主キー(PRIMARY KEY)です。主キーとは、「1件の行データを特定するための列」です。
(主キーとなる列:「~ID」や「~NO」、「~番号」という列名にすることが多い)
トランザクションとは?
トランザクションは、データが「変更途中の中途半端な状態になることを防ぐ」、「一度確定した変更が失われることを防ぐ」機能で、データの整合性維持に極めて重要です。
データを変更するDMLを実行すれば、自動的にトランザクションが開始されます。1つのトランザクションで複数のDMLを実行可能です。
トランザクションの実行中にCOMMIT/ROLLBACK文を実行すると、トランザクションが終了します。
(他にもトランザクションが終了する条件・方法はあるが、ここではCOMMT/ROLLBACKのみ説明)